2025.05.16

アルミ A5052 ボックス 削り出し シーリング溝 小ロット 試作

  • 試作品
  • マシニングセンタ加工
  • 精密加工
材質 A5052
製品サイズ 約300×200×60
ロット 1個から
納期 1から1.5か月
工程 MC5軸加工
コメント 産業装置や電子機器に使用されるアルミ製ボックス部品は、
軽量でありながら高い剛性と耐食性を兼ね備えており、様々な分野で採用されています。

中でも、気密性や防水性が求められる用途では「シーリング溝(パッキン溝)」付きの精密削り出し加工が必要不可欠です。

■ 材質:A5052 アルミニウム合金
A5052は、耐食性・加工性・強度のバランスに優れたアルミ合金で、特に機械加工において安定した切削が可能です。
また、後処理としてアルマイト処理(白・黒・硬質)との相性も良く、外装部品にも適しています。

■ 加工内容の特徴
マシニングセンタによるブロック材からの一体削り出し

各面に開口部・タップ穴・逃げ加工を実施

気密性を確保するためのシーリング溝(Oリング用)を高精度加工

カバーとの組付け精度 ±0.02mm以内を実現

■ 加工上の工夫
シーリング溝は溝深さ±0.01mmの公差管理に対応

気密・防水試験に基づいた**溝断面形状(R形状・角形)**の最適化

部品変形を抑えるための**中間応力除去処理(中間焼鈍や仮仕上げ)**を実施

■ 主な用途事例
防水ボックス(屋外機器・監視カメラ筐体など)

真空機器用の制御モジュールケース

医療・分析機器の内部収納ケース

電源ユニットの高耐久カバー

■ 試作から量産まで柔軟対応

小ロットの試作加工にも対応しており、3Dモデル(STEP, IGES)からの製作や図面のない部品でも製作実績がございます。

社内で検査・測定体制を整備しており、品質保証にも対応。