2025.05.02

産業インフラ タービン 5軸加工 インペラ

材質 A7075 
製品サイズ φ460×50㎜
ロット 1~100個
コメント タービンに搭載されるインペラ(羽根車)は、発電装置、航空機用ジェットエンジン、産業用ブロワーなどに不可欠な「回転機械の心臓部」とも言える部品です。
このインペラは、高回転・高温環境で安定動作することが求められるため、素材・形状ともに非常に厳しい仕様が課されます。

当社では、こうした高難度のインペラ加工に対応するため、5軸マシニングセンタによる同時制御切削を採用し、数々の実績を積み重ねてきました。

◆ 5軸加工が不可欠な理由
タービン用インペラは、以下のような理由から、通常の3軸加工では対応が困難です。

〇3次元の自由曲面を持つブレード形状(羽根部)
〇一体削り出しによる高剛性・高信頼性の実現
〇工具干渉回避と刃物姿勢最適化が必要
〇高速回転下のバランス精度管理

当社では、同時5軸制御+CAMシミュレーションにより、複雑形状でも高精度かつ効率的な加工を実現しています。

【加工例】
A7075(超々ジュラルミン) 高強度・軽量・加工性良好 小型タービン、試作機構部品
SUS630(17-4PH) 耐食・高強度、熱処理可能 産業用タービン、ポンプ羽根部
Inconel 718 超耐熱・耐酸化性・加工難易度高 ジェットエンジン、ガスタービン
チタン合金(Ti-6Al-4V) 耐熱・軽量・耐腐食性 航空・医療・エネルギー分野

◆ 当社の対応力
同時5軸制御マシニングセンタ完備

3次元CAD/CAMによる工具経路最適化と干渉チェック

試作〜量産(1個〜100個程度)まで対応可能

特殊材(ニッケル合金、チタンなど)の加工実績豊富

◆ 総括
インペラのような複雑形状部品は、設計自由度が高い一方で、加工難易度が極めて高く、対応できる加工業者が限られます。
当社では、高度な5軸加工技術と豊富な実績をもとに、タービン部品の試作・小ロット製作を数多く手がけています。